NY株ダウ360ドル安、雇用者数急減でコロナ不況への不安募る

株式市況 新型コロナウィルスによる影響により、株価の下落が止まりません。一時期は底値を見せたかと思いきや、また更に下落しました。
まーでも、今までも何度となく危機を乗り切って、最高値を更新するアメリカ経済 ここはチャンスかもしれません



[3日 ロイター] - 3日の米国株式市場は反落し、ダウ平均株価<.DJI>は360ドル値下がりした。3月の雇用者数が大幅に落ち込んだことで、新型コロナウイルス不況への不安が強まった。

3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増からマイナスに転じた。新型コロナを受けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション(景気後退)入りを示唆した。

ジャニー・モンゴメリー・スコット(フィラデルフィア)の主任投資戦略部長、マーク・ルスキーニ氏は「投資家は指標の悪化を予想していたとはいえ、この日の雇用統計によって非常に厳しい現実を突き付けられた」と述べた。

S&P総合500種指数<.SPX>は2月中旬に付けた高値から約27%下落。時価総額にして7兆ドル相当が吹き飛んだ。市場では国内総生産(GDP)予想の下方修正が相次いでおり、モルガン・スタンレーは今年の成長率がマイナス5.5%と、1946年以来で最大の落ち込みを予想した。第2・四半期は38%ものマイナス成長を見込む。