2011年4月

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2011/04/17

さまざまな風評が飛び交う中、観光客ビジネスがおおきな打撃をうけていますね。さまざまな情報端末から、無造作に発信される、多種多様の情報が、混乱をまねく結果となってしまっています。 どうか、憶測やひやかしや、誇張した情報の発信はやめてほしいものです。経済の活性化が大きく、東日本の復興に役に立つのは、言うまでもない事実ですので、国民一人一人が今一度原点にもどり、考え直す時がきたのではないでしょうか?

東日本大震災後、日本を訪れる外国人観光客らが激減し、ツアーなどのキャンセルが相次いでいる。

 読売新聞のまとめでは、少なくとも約8万人の外国人が宿泊や訪問を取りやめ、海外からの飛行機運航も中止に。観光地からは「原発事故の風評被害だ」など、悲鳴にも似た声が上がっている。

 「こんなの初めて」。16日午後、東京・浅草では、昭和初期から続く土産物店「スズヤ」の女性従業員(59)が人影もまばらな仲見世通りを見やった。売り上げは10分の1以下になり、コメや野菜も販売してしのいでいる。

 3月に来日した外国人は、前年同期比で50%減った。

 外国人だけで年間約20万人が訪れる北海道・登別温泉では、韓国や台湾からの旅行客を中心に2万人以上が宿泊をキャンセルした。登別観光協会は「日本全体が原発事故の風評被害を受けている」と頭を抱える。

 福島第一原子力発電所から遠く離れた沖縄県でも、8日までの4週間で外国人旅行客約1万人が渡航をキャンセル。東京都心を走る「はとバス」も、外国人の利用者は1日平均5人まで落ち込んでいるという。