2016年4月

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100年銭湯 大正湯 復活
今日のyahoo記事にこんなのがのっていました
なんと100年間も営業していた銭湯があったのですね
しかも補助金が出て、復活するそうです。私も時間があったら行ってみたいですね。



100年以上の歴史がある愛媛県八幡浜市の銭湯「大正湯」。レトロモダンな和洋折衷建築が全国の銭湯ファンに知られるが、設備の故障で昨秋、営業を続けられなくなった。修理には多額の費用を要するため、経営者の山内実さん(76)は廃業も考えた。だが、妻富美子(ふみこ)さん(73)の励ましと市の財政支援で、5月中旬ごろには再開できる見通しとなった。

 大正湯は1915(大正4)年の開業。木造2階建てで窓のデザインや番台、天井のファンなど、ほとんどが開業当時のままだ。かつては横綱・鏡里や千代の山も地方巡業で朝風呂を浴びたという。3代目の山内さん夫婦がのれんを守り続け、今では市内唯一の銭湯となった。

 ところが、昨年夏ごろから湯温が上がらなくなり、9月下旬に営業をやめた。調べると湯釜に無数の穴が見つかり、修理には約680万円が必要だと分かった。山内さんは「潮時」と廃業に傾いたが、富美子さんに「体が続く限り頑張ろう」と叱咤(しった)され思い直した。だが、費用確保のめどは立っていなかった。

 助け舟を出したのが、八幡浜市だ。修理費の半分、340万円の補助を決めた。同市の山本真・生活環境課長は「銭湯は災害時にも役立つ。景観形成への貢献もあり市単独での補助を決めた」と説明する。

 銭湯は内風呂の普及で全国的に廃業が進み、年間約300軒が姿を消している。「レトロ銭湯へようこそ」などの著書がある銭湯評論家の松本康治さんは「あれだけ古い銭湯が復活するのは奇跡的だ。市の英断にも拍手を送りたい。貴重な財産であり、大事に残してほしい」と話している。