2012年2月

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フェイスブック 上場申請
2月2日 7時30分
世界最大の交流サイト「フェイスブック」が、事業を拡大するためアメリカの株式市場に上場することになりました。これによってフェイスブックの企業価値を示す指標となる時価総額は、1000億ドル(日本円でおよそ7兆6000億円)に上るとみられ、IT企業としては過去最大規模の上場となる見通しです。

フェイスブックは、利用者が原則、実名で写真や文章などをインターネット上に投稿して親しい友人などと情報を共有する交流サイトで、利用者は世界で8億人を超えています。フェイスブックが1日にアメリカの証券取引委員会に提出した上場の申請書によりますと、上場で調達する資金の目安は最大で50億ドル(日本円でおよそ3800億円)としています。上場によってフェイスブックの時価総額は、1000億ドル(日本円でおよそ7兆6000億円)に上るとみられており、IT企業としては過去最大規模の上場となる見通しです。日本企業の時価総額と比べると、第1位のトヨタ自動車に次ぐ大きさで、第2位のNTTドコモを上回る規模となります。フェイスブックは上場の日程を明らかにしていませんが、アメリカのメディアは数か月後になるのではないかという見方を伝えています。また、上場する株式市場は、ニューヨーク証券取引所かナスダックのどちらかになるものとみられます。世界的に知名度のある企業の大型上場が株式市場の活性化につながるか注目されます。